オーケストレーション / 作編曲
オーケストレーション
オーケストレーションとは、室内楽、オーケストラの演奏用に編曲をする音楽技法です。演奏の編成人数が増減することによってスコアも変わってくるため、編成規模に合った楽譜が必要となります。そのためにはオーケストラに含まれる弦楽器、管楽器、打楽器などあらゆる音域、特徴に精通している必要があり、効果的にそれらを使い編曲をおこないます。
作編曲
DTMが普及したことで作曲する際には編曲もセットで見られていますが、かつては作曲と編曲は分業制がとられていました。
オリジナル、アレンジ、それぞれに精通した人々で制作された楽曲はクオリティーが高く、現在でも多くの支持を得ています。ポピュラー音楽における編曲となると、主にメロディーに対して伴奏をつけることを連想しますが、原曲の指定とは異なる楽器編成で演奏したり、原曲とは異なるジャンルやスタイルで演奏するときには編曲のスキルが必要となります。
時に未完成と思われる原曲を完成させることも、編曲の作業で行っています。
練習のための楽譜を作ったり、小曲を作曲したり、「弾きたい曲があるけれど、弾くことができない!自分のレベルに合った楽譜が欲しい!」といったニーズに対してのアレンジ(編曲)が可能です。
・会社のイベントの演出上、ある部分に◯分◯秒の”癒しの”曲が欲しい
・披露宴の余興で、フルート演奏の伴奏用にみなさんを”泣かせる”雰囲気の編曲をして欲しい
・合唱団の演奏会のアンコール用に、民謡やJポップを手拍子付きの華やかな編曲を、混声四部とピアノ伴奏の形で欲しい
など…
様々なご要望にも対応してきております。
オーケストレーション、作編曲のご依頼、相談等のお問い合わせは、トップページ下部の「お問い合わせ」フォームより必要事項を記載の上、送信をお願いいたします。内容を確認し、折返してご連絡いたします。
主な実績・オーケストレーション
・ニライへの風(2006年世界のウチナーンチュ大会テーマソング)
・宮良長包音楽祭や琉球交響楽団第23回定期演奏会"宮良長包生誕130年記念"など、数多くの長包音楽
・宮良長包の幻の曲として存在は知られていて2003年に偶然発見された楽譜-「嵐の歌/嵐の曲」(ピアノヴォーカル譜)
・2001年西銘順治元沖縄県知事の県民葬における琉球交響楽団の演奏用に、元知事の愛唱歌のひとつ「王将」
・音楽監督として2008年宜野湾市民劇「十九区交響曲(シンフォニー)」のほとんどの音楽を作曲・オーケストレーション
・2005年創作史劇「北谷肝心(ちゃたんちむぐくる)インディアン・オーク号物語」の劇中音楽を作曲・オーケストレーション
・2016年普久原恒勇作曲活動55周年記念「島人の心に響く 普久原メロディの魅力」の多くの編曲、演奏会の指揮を執る
・2015年から毎年行われている、琉球交響楽団「0歳児からのコンサート」で演奏される幼児、児童向け音楽のオーケストレーション
私は作曲科を卒業してはいませんが、編曲は学生時代から行っております。学生時代の恩師である故中村透先生の元で様々な経験を積むことができました。その後、先生から「お前は免許皆伝だ!」とのお言葉を頂くことになります。
当時から現在にかけ、オーケストラに所属していることもあり、オーケストレーションを試演奏させていただく機会が多くあったというのも大きな強みです。
主なクライアント様に琉球交響楽団、アンサンブルオキナワ、県内ミュージックスクール、等。
県内公立学校における学校校歌のオーケストレーションや吹奏楽、金管バンド用への編曲受託など、相談に応じたご依頼もいただいております。